BNLS（小顔注射）の副作用・危険性｜実はこんなリスクも…

施術が簡単で副作用も少ない顔痩せ効果のある脂肪溶解注射として知られ始めている小顔注射BNLSですが、本当に副作用や危険性はないのでしょうか？

失敗や副作用があっても簡単には隠すことができない顔に打つからこそ気になる小顔注射BNLSの副作用や危険性、また失敗例などについて詳しく解説していきたいと思います。

小顔注射BNLSの副作用や危険性について

小顔注射BNLSで考えられる副作用や危険性

小顔注射BNLSは副作用があらわれにくい

メソセラピーなど従来の脂肪溶解注射は、顔痩せ効果などが期待されながらも施術時の痛みや腫れなどがネックになり施術を諦めていた人も少なくないようです。

メソセラピーなど脂肪溶解注射の良さを残しながらも、痛みや腫れなど副作用や危険性のリスクを極力減らすことに成功したのがBNLS注射です。BNLS注射は天然成分が主体で体に負担が少なく、極めて細い針で注入も可能なため注入時の痛みが少なく、施術後もメソセラピーなど他の脂肪溶解注射に比べて腫れにくいというメリットがあります。

最近ではメソセラピーなどよりもBNLS注射が顔痩せ治療、小顔注射として人気を集めているのも腫れにくくダウンタイムがほとんど必要ない、危険性が少ないという特徴があるというのがひとつの理由です。

腫れや赤み、内出血が起こる可能性

小顔注射BNLSは従来の脂肪溶解注射に比べて痛みや腫れ、副作用の可能性が少ないとされていすが、施術直後には多少の腫れや赤み、内出血が起こることもあります。

薬剤を注入した直後は吸収されるまでぷくっと注射部位が膨れていることがありますが、これは数分から数時間で消失されますし目立つほどの腫れではないので日常生活に支障はないとされています。ただし、顔に打つ場合は多少の腫れでも気になることもあると思うので、仕事帰りの帰宅前などに打つようにするといいでしょう。

注射部位に注射針の跡や赤みが残ることもありますが、これらもほとんど気付かれない程度の小ささで腫れが伴わなければメイクで隠せる程度のものであるのが一般的です。

また、時折施術部位に内出血が起こることがあります。内出血ができる原因としては施術の担当医の技術力も関係すると言われていますし、それ以外にもBNLS注射後に注射部位をこすったり、サウナや飲酒など血流がよくなることをしてしまうと起こる危険性が高まるとも考えられています。

重篤な副作用の報告はなし

小顔注射BNLSは美容大国韓国で開発され2011年頃から実用が開始されています。日本でもそのすぐ後から利用されはじめ2015年の時点で2万件以上の症例があるとされています。

最近ではさらにBNLSによる施術数がさらに増えているとされていますが、韓国・日本ともに現時点では重篤な副作用の症例報告はないとされています。副作用や健康被害などの危険性についてはほとんどないと考えられているため、安心して受けられる顔痩せ治療・小顔注射として人気を集めているのです。

ただし、美容外科・クリニックの中にはBNLSを原液で使用せずに生理食塩水や他の液体で希釈したり、ステロイドを混ぜて小顔注射として使用するところもあるようです。それらが必ずしも副作用の可能性や危険性を高めるとは限りませんが、できる限り副作用や危険性を避けるために、小顔注射BNLSを受ける際には使用される薬剤の成分についても念のため確認しておくといいでしょう。

アレルギー体質の方は事前に相談が必要

副作用や危険性が少ない小顔注射BNLSは天然植物成分が使用されているから危険が少ないと言われることもありますが、必ずしてもそうとは言えないので注意が必要です。

天然成分であっても体質によってはアレルギー症状を引き起こす可能性などがあるため、元々何らかの植物に対してアレルギーを持っている人や注射によりアナフィラキシーショックなどを起こしたことのある人は施術前のカウンセリングで必ず申告するようにした方が危険を回避することができると思います。

特に小顔注射BNLSにはくるみが含まれているため、くるみアレルギーのある人は施術を控えるように注意しましょう。少量であったとしても体に直接注入するため、最悪の場合小顔注射BNLSによってアナフィラキシーショックなどが引き起こされる危険性もあるので十分に注意してください。

ちなみに、従来の小顔注射として人気の高いメソセラピーには大豆由来成分が使用されているため大豆アレルギーのある人は施術を行うことができませんでしたが、小顔注射BNLSには大豆由来成分が配合されていないので大豆アレルギーでも基本的には受けることができるとされています。

小顔注射BNLSのアレルギーに関する危険性について心配がある場合はカウンセリングや事前相談で必ず相談するようにしましょう。

甲状腺疾患のある人は施術を控えること

小顔注射BNLSは副作用の可能性や危険性が低い小顔治療ですが、甲状腺疾患を抱えている人への施術は行うべきではないとされているので注意してください。

BNLSにはチロシンという成分が含まれており、チロシン自体は体内でも合成される安全性の高い成分ではあるものの過剰摂取によって甲状腺機能亢進症という甲状腺ホルモンに関わる疾患を引き起こす危険性があるとされています。

そのため、甲状腺疾患を抱えている人や過去に甲状腺疾患の既往歴がある人は小顔注射BNLSを控えるようにし、どうしても施術を受けたい場合はその危険性について医師に確認するようにしてください。

小顔注射BNLSは体質により失敗の可能性も

実際にあった小顔注射BNLSの失敗例

痛みや腫れなどの副作用の可能性や健康被害などの危険性が少ないことで知られる小顔注射BNLSですが、中には副作用や施術の失敗と感じられるケースもあるようです。

実際に小顔注射BNLSの施術を受けた人の口コミや体験談で挙げられている副作用や失敗例には次のようなものがあります。

• 施術後も痛みがしばらく続いた
• 翌日まで施術部位が腫れた
• 内出血が一週間以上消えなかった
• むくみが続いてしまった
• 小顔効果がほとんどなかった
• 仕上がりに左右差があった、バランスがおかしい
• 施術を受けて半年後にまた脂肪がついてしまった
• 細くなったが顔のしわが目立つようになった

余分な脂肪がない場合は効果が出にくい

BNLS注射は効果の高い人気の小顔治療ですが、脂肪を溶解することで顔痩せ効果を出すため落とすべき脂肪があまりない場合などは十分な顔痩せ・小顔効果を感じることができないこともあります。

顔の大きさに悩んでいるといっても、その理由はさまざまで顔についた脂肪が原因の場合もあればあごやエラ部分の筋肉が発達しすぎたことで顔の範囲が広く見えてしまうこともあり、それ以外にもむくみや骨格の影響ということもあります。

小顔注射BNLSは脂肪溶解注射のため、顔が大きく、丸く見えてしまう原因が脂肪である場合は優れた効果を発揮し、注射の回数を重ねるごとに小顔効果が実感できると思います。

しかしそれ以外の場合は思ったような効果が得られない場合もあるので、小顔効果に期待していた人は施術の失敗だと感じてしまうこともあると思います。実際これについては失敗というわけではありませんが、効果が期待できるかどうかについては事前に行われるカウンセリングなどである程度わかるはずなので、医師による十分な説明が必要なことでもあります。

小顔注射BNLSの失敗には医師の技量も影響

小顔注射BNLSの失敗例の大半は「効果がない」というもので、重篤な副作用や危険性はほとんど見られません。

「効果がない」という結果を含め、時々見られる顔のバランスの左右差が出てしまう失敗などは基本的に施術を行う医師の技量が大きく影響するとされています。

BNLS注射に使用される薬剤自体はほとんどの美容外科で同様のものを使用しているため、仕上がりに違いがあらわれるとすると注入量や注入箇所が適切であったかどうかということがポイントになってきます。

どこにどれくらいの量を注入するべきかということは施術前のカウンセリングで医師が決定することであり、患者本人が「もっと多く」などと希望しても危険性や仕上がりのことを考えてあまりその通りにはしてもらえないことが多いと思います。

そのため失敗なく小顔注射BNLSを打つためには、BNLS注射を含む脂肪溶解注射の施術実績が豊富な美容外科・クリニック・医師を選ぶようにしたり、実際に施術を受けた人の口コミや体験談で評判のいいところを選ぶようにするといいでしょう。

また、顔の脂肪吸引の経験が豊富な医師も「どこの脂肪をどの程度取ればどのような仕上がりになるか」ということを非常によく理解しているため、小顔注射BNLSに通じる知識と経験、技術を持っていると言われています。BNLS注射は比較的新しい施術法のため、その実績などが少ない場合でも脂肪吸引治療などで評判の高い美容外科・クリニック・医師であれば検討してみてもいいと思います。

小顔注射BNLSの副作用や危険性まとめ

小顔注射BNLSは日本はもちろん、開発国であり多数の症例を持つ韓国でも重篤な副作用の報告がなく、危険性の低い安全な小顔治療として人気を集めています。

施術後も従来の脂肪溶解注射に比べて腫れや赤み、内出血などが起こりにくくダウンタイムがいらないので仕事や家事など日常生活に影響がないというところも大きなメリットです。

ただし、医師や看護師に指示された施術後の注意点などを守らないと腫れや痛みが発生したり、内出血などが長期間の凝ってしまう可能性はあるので十分気をつけましょう。手軽に受けることができる小顔注射BNLSですが、安全かつ納得の仕上がりになるようにあまり油断しすぎないように注意してくださいね。